熱収縮端末処理材料 屋内型33000V 単芯用JDKT 5111N
JDKT33kV架橋ポリ工チレン絶縁電力ケーブル用
熱収縮端末処理
●JDKTは、架橋ポり工チレン絶縁電力ケーブル用熱収縮端末処理材料の製晶名称です。
●JDKTは、欧米諸外国で30年以上、国内では20年以上使用実績のある、高い信頼性を持つ熱収縮材料で構成されています。
●適合ケーブル
CV(E) / EM-CE単心、トリプレックス、3心
●電界緩和方式には“ストレスコントロールチューブ"を採用(66kV以上)。加熱収縮するだけなので差込み型のような力作業が不要です。
●外層に使用されるチューブは、重汚損環境下で高い長期信頼性を持つ「ノントラッキンク、チューブ(赤)」を使用しています。
これにより敷設環境(屋内、屋外そして耐塩害)によらす、全て“同一工法"での処理が可能です。
●材料点数が少なく、また混和物等をまったく使用しないドライタイプなので作業時聞を低減できます。同時に作業信頼性も向上します。
●ケーブルの許容曲げ範囲以内で端末処理部を曲げることができ、仕上り寸法がコンパクトになります。
●敷設条件(垂直、水平、傾斜等)を選ぱず、施工、取付けが可能です。
●ゴム拡張製品等とは異なり材料保管に期間制限が無く、長期保管が可能です。また、材料自体は軽量なので取扱いも容易です。
●シリコーングリスが不要なので手等を汚しません。
●接地線は“ハンダレス方式"なので、はんだ付け作業が不要です。
●施工後直ちに耐圧試験や通電が可能です。
①絶縁保護チューブ | ⑥防水テープ |
②防水チューブ | ⑦銅箔接着テープ |
③ストレスコーンロールチューブ※1 | ⑧接地線 |
④スカート※2 | ⑨スプリングクランプ |
⑤ボイドフィラテープ | ⑩漏れ電流コレクター※3 |
※1 6.6kV以上 | |
※2 屋外、耐塩害型のみ | |
※3 単心ケープ、ルで耐塩害型のみ(6.6kV以上) | |
※ 3心ケーブル用には防水三叉分岐管が含まれます | |
※ 33kV用は構成材料が異なります |
●33kV端末処理
JCAA (社団法人日本電力ケーブル接続技術協会)性能規格22000V、33000V架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル用終端接続部に準拠します。(屋内型:JCAA
A501、屋外型:JCAA A 502)
試験項目 | 性能値 |
商用周波耐電圧 | 86kV1時間(11.5kV10分間)に耐えること |
雷インパルス耐電圧 | 305kV (負極性)3回に耐えること |
商用周波部分放電 | 26kV (電圧上昇時)、8.8kV(電圧降下時)で10pC以下のこと |
長期課通電 | 40kV90℃ 30回に耐えること |
気密 | 49kPa (内圧)1時間で異常ないこと |
直流耐電圧 | 95kV (負極性)1時間[58kV (負極性)10分間]に耐えること |
汚損閃絡 | 汚損状態で34.5kV以上のこと汚損度(塩分付着密度) 屋内型0.01mg/cm2、屋外型0.06mg/cm2、耐塩害型0.35mg/cm2 |
注水閃絡 | 注水時で63kV以上のこと(屋外型のみ) |
※ 商用周波長時間耐電圧試験における( )内の値は、通電温度上昇後に行う値とする。
※ 水密型鋼管圧着、圧縮端子またはJIS銅圧縮端子を使用した場合のみ気密性能を満たします。
①端子(JIS圧縮端子または鋼管圧縮端子) およびブランケットまたはこれらに付属する必要な材料は、別途ご用意ください。
②端末処理材料はJISに規定されている高圧架橋ポリエチレンケープ、ル等に基づき選定されています。
③専用加熱器具も併せてご用命ください。
④CVT (トリプレックス)用には、単心用を3組ご用命ください。