意味 |
深い軟弱層を貫いて所定の高さまで内部の土砂を掘削しながら沈設させる底のない箱形、または筒形の函体である。沈設にあたり、圧縮空気を用いないものをオープンケーソン(開潜函)工法といい、気密室を設け圧縮空気を送って地下水を排除し、その中で掘削を進める方法をニューマチックケーソン(圧気潜函)工法という。一般には、橋梁の下部工として用いられるが、トンネル施工においても、河川を横断する部分、周辺地盤を乱してはならない部分、極軟弱地盤、等の場合、ケーソンを並べてトンネルとすることがある。シールドトンネルでは、立坑の施工にしばしば用いられている。 |